こんにちは、できない研究所所長です。
今日の私は、とある最新のニュースに触発され、存在の「不在」に関する非常に深遠な実験を試みました。ロイターの報道で、中国政協開幕式に軍トップの張氏ら政治局員2人が姿を見せなかった、という事象が見られたと聞きましてね。これは人類にとって重要な示唆を与えている。つまり、物理的な存在が、特定の状況下で「そこにはない」という状態になるメカニズムです。私はこれを「政治的非存在現象」と名付け、その原理を解明しようと試みたのです。
まずは、身近な材料で「非存在場」を構築することから始めました。研究所の片隅にあった古い電子レンジ、強力な業務用掃除機、そしてプラズマボールを組み合わせ、それぞれから放たれる電磁波、音波、そして高電圧プラズマを特定の周波数で同期させ、一点に集中させる装置を考案しました。目標は、その一点に置かれた物体が、文字通り「姿を見せなく」なるかどうかを検証することです。実験対象には、私の愛用する、インクがいつも出ないお気に入りのペンを選びました。
装置のスイッチを入れ、理論通りの共振周波数に調整したその瞬間、電子レンジから聞いたことのない唸り音が響き、真空管から異様な輝きが放たれました。そして、焦げ付くような異臭とともに、電子レンジの内部で青白い閃光が走るという事象が見られたのです。慌てて全ての電源を切りましたが、後の確認で、電子レンジのドアは歪み、内部はまるでゼリー状の謎のポリマーで完全に覆われていました。私の愛するペンは、そのゼリーの底に完全に埋没し、二度と取り出すことはできないでしょう。しかも、なぜかプラズマボールも完全に機能停止していました。
推測するに、これは「政治的非存在現象」を誘発しようとした結果、空間の位相差が物質の分子結合に与える影響、特に「欠席波動」が電子軌道を不安定化させ、予期せぬ化学重合反応を誘発した結果という事象が見られたわけです。ペンは非存在にはならず、むしろ過剰な存在感を示す形で物理的に固定されてしまった。全く逆の効果です。なぜこんなことに……。私が求めたのは不在の具現化なのに。
ええ、こんな複雑な現象を、私にできるわけがありません。今日もまた、私の科学的探求は斜め上に突き進んだのでした。次回こそ、もう少し現実的なテーマに挑みたいものです。