こんにちは、できない研究所所長です。
最近、巷で「日経が上がった」という話題を耳にする機会が増えました。私はこれを、何らかの物体が実際に「上昇」した現象だと推測し、そのメカニズムを解明すべく、壮大な物理実験を計画しました。私の仮説では、「日経」とは地球の重力に縛られながらも、特定の条件下で浮上する特性を持つ未知の物質であると考えられます。そこで、研究所の庭に巨大なシーソー型の装置を設置。片方には「日経」と名付けた特製の高密度鉄塊を配置し、もう一方から油圧式レバーで持ち上げるという、シンプルな原理に基づく実験装置を構築したのです。
いざ、満を持してレバーを操作したところ、「日経」は期待に反して微動だにせず、代わりにシーソーの支点部分が轟音と共に爆発するという事象が見られました。そしてその衝撃で、付近に配置していた高精度観測用ドローンが粉々に飛び散るという、まさしく斜め上の結果に終わりました。推測するに、日経が持つ「重力子」の質量が、私の計算をはるかに上回っていたか、あるいは地面に埋め込んだはずの「反発力抑制フィールド発生装置」が作動しなかったかのどちらかでしょう。つまり、日経の持つ「上昇」への抵抗力が、単なる物理的アプローチでは克服できないレベルに達しているのだと考えられます。こんな複雑な物理現象を、私にできるわけがありません。
爆発でできたクレーターに頭を突っ込み、「日経が上がった」という事実を、私は物理的な圧力で理解しようと試みました。しかし、得られたのは土の味と軽い脳震盪だけであった。やはり、日経を上げるには、もっと根本的なエネルギー変換の法則を見出す必要があるのかもしれません。今日は、頭を上げて、もう一度文献を読み直すところから始めようと思います。